校正・校閲の問題を解くにあたっての序文

貴方は、いま岐路に立っている。

一つは思考を停止させ無知を甘受する世界。もう一つの道は無知とは決別し智を欲する世界。貴方は、どちらに進むのだろうか？

無知の世界は魅力的だ。何も考えることはない。ただ刹那的に享楽的に日々を過ごせばよい。まさに「Ignorance is bliss.」である。

一方、常に思考し、智を求めることは苦痛の連続かもしれない。自己の無知を嘆きたくなることもある。自己の馬鹿さに泣きたくなることもある。他者から無知無能と罵られ、嘲笑と憐憫の視線を投げかけられ、自尊心がズタズタになることもある。

しかし、歩みさえ止めなければ智の世界に近づけるのだ。一歩、また一歩と。たとえ困難な道のりでも一歩前進したいという気持ちこそが貴方をかえる。昨日より今日、今日より明日と。

もし貴方が「べつに～ちょっとぐらい間違いがあってもよくない～」というならば、貴方に用はない。いますぐここから立ち去り無知を享受する大衆の世界に戻るがよい。もちろんそれも悪いことではない。

一方、もし貴方が少しでも今の自分から脱却し成長したいと欲するなら貴方を智の世界への同行者として認めよう。たとえ火の中、水の中、満身創痍になっても貴方に前進する覚悟はあるか？Yesならば脳を鍛えるトレーニングをスタートすることにしよう。いざ、言葉の森へ！

校正・校閲の教科書